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多摩地区公立小学校様の事例紹介 (取材日:令和5年3月1日)

学校名:多摩地区公立小学校
所在地:東京都
学級名:情緒障害特別支援学級
児童数:24名
利用教材:ランドセル小学1年~6年
クラウドライト版

【ランドセルを1年間ご活用いただいた小学校にインタビュー】

多摩地区公立小学校の情緒障害特別支援学級では「個々に応じた主体的な学びができる」「隙間時間に児童を待たせることなく学習できる」といった教材選びが課題に挙がっていた中、今年度はランドセルをご採択いただきました。
実際にご活用いただいた先生方に活用方法や学習効果をお伺いしました。

1.導入背景

1-1. ランドセルを知ったきっかけをお聞かせください。

 本校の先生の一人が近隣の特別支援教室 (※1)でランドセルを使用した経験があり、ソーシャルスキルトレーニングとともに、在籍学級で落ち着いて授業に取り組むために使用していたと聞き、興味があったのでがくげいのランドセル体験版を本校の先生方で利用しました。

(※1) 通常の学級に在籍している児童の中で、コミュニケーション等に大きな苦手さをもつ児童が通う教室。週に1~2時間程度、学校内の特別支援教室でソーシャルスキルトレーニング等を行う。

1-2. ランドセルを採択された理由をお聞かせください。

 実際、体験版を児童が触ったところ、子供の反応がとても良かったことです。 児童が苦手な教科については、通常の学級で習う前に前もってランドセルを学習することで、ほかの子がまだ習っていない知識を持ち、自信を持って発言もでき、実際の問題にも取り組めると予想しました。
 同じ学年でも学習内容の理解に大きな差があり、個別の学習が必要です。本当に理解度がバラバラなのですが、ランドセルはそれぞれの理解に合わせた個別学習にも対応しているので非常に助かります。特に情緒障害特別支援学級と個別学習がマッチしていると感じました。料金的にも手ごろであったことも理由です。

1-3. 支援学級の児童達が活用する上での注意点はありますか。

 支援学級の子たちは、ランドセルを楽しく面白くやっています。例えば問題に正解した時の花丸や音声が楽しい、単元クリアでもらえるお菓子がもっと欲しいなどで、どんどんやってしまいます。しかし、支援学級の子たちの特徴としては、学習時間や問題をある程度やり過ぎると、後でどっと疲れてしまうので、子供たちの心の切り替えについてはほどほどで止められるように先生のサポートが必要と思います。

2.ランドセルの活用方法

2-1. 授業内での活用方法(活用場面)についてお聞かせください。

 複式学級での学習としてランドセルを使用しています。
通常学級に戻った時も児童が理解について行けるよう活用しています。
情緒障害特別支援学級に決まったけれど、色々な事情があって毎日の登校が難しい子どもに対しても、ランドセルは家庭学習として活用できますし、感染症の影響等から長期の休みを取っている児童の学習においても、今までできなかったところを自分のペースで学ぶことができたり、先行で勉強したり、周りに大人がいる必要もなく子どもが自ら進んで取り組めているのがとてもよい活用と思います。

2-2. 児童が興味を持ったコンテンツはなにでしょうか。

 全般的にパズルやゲーム性のあるコンテンツが大好きのようです。
 算数や社会のパズル要素のある単元や、外国語の単元で風船からリスニング音声が聞こえるコーナーを好んで使っていました。また解説がアニメーション動画でゆっくりと解説しているのを楽しそうに見聞きしています。

  

3.ランドセルの効果

3-1. 理解度の向上が見受けられますか。

 特に算数では見受けられます。これまで表現するのが難しかった図形では視覚的に図の動きがわかりやすく、理解度が上がっていると思います。 容積の話でも水を入れる表現は黒板で説明しにくいです。ペットボトルに水を入れている先生もいますが、児童個別のタブレットの中で丁寧に簡潔に解説できているのが良いと思います。他にも分度器の角度を動かすこともデジタルならではで、動く過程が見られることや動かした後の合否がすぐにわかるのが良いです。

3-2. ランドセルを活用した後の児童達の反応はどうでしたか。

 紙のプリントも使いながら隙間時間にランドセルを使用しています。どうしても紙のプリントのみだと疲れてしまうので、紙のプリントとランドセルを交互に使用しています。ランドセルではクリアできたところが◎(二重丸)で画面表示されるので自分がクリアできたところが視覚的にわかり、自主的に進めて行く姿が見られます。またクリアごとにもらえるお菓子もモチベーションに繋がっています。

3-3. ランドセルのおすすめポイントは?

 ランドセルは学年・教科を超えて学習できるので、得意な教科が勉強できたり、興味のある単元を学習できるのがとても良いです。
 情緒障害特別支援学級の児童に対して「隙間時間を上手に使ってね」と言うのは少し難しく、特に低学年は自分で考えて判断するのが苦手です。授業の中の「隙間時間」ではこれまで紙のドリルや色々な教材を試してきましたが、ランドセルが一番のお勧めで本校では定着しています。


使用されたコンテンツ: ランドセル小学1年~6年 クラウドライト版

クラウドライト版の詳細はこちらからご覧ください。https://www.gakugei.co.jp/school/clowd_lignt.html

ランドセルシリーズの詳細はこちらからご覧ください。https://www.gakugei.co.jp/school/sc_products/rando/index.html